HONDA ジャイロアップを買取に出す際に知っておきたいポイント
1985年に発売されたHONDA ジャイロアップはビジネス用のスクーターとして絶大な人気を得ています。HONDA ジャイロアップの最大の魅力は積載量にあります。小型ながらも高い積載能力を誇り、様々なビジネスシーンで使用されています。そこで、本記事ではHONDA ジャイロアップを買取に出す際に知っておきたいポイントについて紹介していきます。
HONDA ジャイロアップはどんな車種?
1985年にデビューしたHONDA ジャイロアップは1982年に発売されたジャイロXをビジネス用に専用設計し、荷物配達専用モデルとして開発されました。57cm×45cmの大型リアデッキにはビールケースを積むことができるなど、高い積載能力を実現しています。さらに、低床性にも優れており、荷物の積み下ろしまでしっかりと考えられており、HONDAらしいバイクとなっています。そして、1985年の初代モデルはリッター58kmという燃費性能にも優れています。さらに、2000年の最終モデルは燃費性能では初代モデルよりも劣るものの、吸排気の最適化を図り、環境性能を向上させているのが特徴です。
HONDA ジャイロアップの買取相場
それでは、次にHONDA ジャイロアップの買取相場について紹介していきます。2021年9月現在のHONDA ジャイロアップの中古車相場は4万円~33万円となっています。一般的に中古車相場の30%~70%が買取相場と言われています。ただし、車両状態や年式、走行距離や装備などによって大きく異なります。たとえば、年式不明車で走行距離も不明なHONDA ジャイロアップの場合、中古車相場が4万円です。したがって、買取価格は約1万円~3万円ということになります。そして、傷の程度やタイヤの溝、フレームの歪みなどが考慮されて最終的な金額が決まります。HONDA ジャイロアップの場合、年式が古い個体が多く、商業用に使用されていたこともあり、走行距離が不明な個体も多いです。しかし、HONDA ジャイロアップを高く買い取ってもらうにはコツがあるのです。
高く買い取ってもらうコツ
それでは、HONDA ジャイロアップを高く買い取ってもらうコツについて紹介していきます。中古バイクの一般的な査定のポイントは走行距離、年式、フレームそしてサスペンションの状況を見ています。そして、ボディの傷やタイヤなどの消耗品の減り具合なども査定のポイントとなります。たとえば、高年式で走行距離が少ない車体でも、フレームに歪みが生じていたり、傷が多かったりする場合は査定に大きく影響してしまいます。また、ボディや灯火類、マフラーなどをカスタムしている場合は純正パーツを持っているかどうかがポイントとなります。一般的にカスタム車両は査定時にマイナス査定となる傾向にあります。もちろん、業者によってはカスタムパーツを評価してくれる場合もありますが、純正パーツを持っていることでより高い査定結果を期待することができます。そのため、HONDA ジャイロアップをカスタムしている場合は純正パーツを大切に保管しておくことが大切です。また、ボディについても綺麗な状態を保っておくことが重要です。立ちゴケなどによってできた傷も目立たなければ問題ないこともありますが、やはり傷が無い方が高値を期待できます。また、紫外線によるシートや樹脂部分の劣化についても注意が必要です。屋外で保管している方が多いHONDA ジャイロアップですが、どうしても紫外線による影響を受けてしまいます。そのため、新車時から紫外線や雨対策を行うことが大切です。たとえば、バイクカバーなどをかけることで、雨風からボディを守ることができます。外装が綺麗な車体は比較的、高値で買い取ってもらえるケースが多いため、バイクカバーなどを使用することをおすすめします。また、買い取り業者の選定にもコツがあります。買取査定をしてもらう際は必ず複数社から見積もりを取ることが大切です。1社だけだと、査定金額が妥当かを判断することができないため、通常よりも安く買い取られてしまう可能性があります。そのため、複数社に査定してもらい、1番高値を付けてくれた業者に買い取ってもらうことがポイントです。もちろん、査定担当者との交渉も可能なので、A社では10万円の値段がついたなど、交渉の材料にして査定金額アップと狙うことができます。
バイクを買取に出す流れ
バイクを買取に出す流れについて説明していきます。まずはネットから買取査定の申し込みを行います。そして、買取査定日時を調整し、担当者にバイクを見に来てもらいます。そして、査定結果に納得したら、契約を進めていきます。その際、本人確認が必要となるため、免許証などの顔写真付きの身分証明書が必要となるためあらかじめ準備しておきましょう。そして、契約書を交わしたら、手続きが完了です。買取金額をその場で貰える場合もありますし、後日振込みという形で指定の口座に入金される場合もあります。
まとめ
HONDA ジャイロアップは1985年に発売されて以来、商業用として高い評価を得ています。2000年に最終モデルが発表され、2007年に生産が終了したものの、今もなお現役で使用されていることが多いです。HONDA ジャイロアップの最大の魅力は高い積載能力にあります。そのため、走行距離が少なく程度の良い個体は比較的高い買取価格で取引されています。